ベトナム滞在記

ハノイ・ホーチミンでの生活を中心にベトナムの魅力を紹介中!

ベトナムビザ更新@カンボジアプノンペン ベトナム大使館

こんにちは。今日は少し毛色が違ったお話。今回はベトナムビザの更新手続きに関するお話です。

実は私は日系企業の会社員としてホーチミンに滞在しておりますが、出張中の身であり、駐在員ではございません。そのため、日本に帰ったりまたベトナムに戻ってきたり、それからベトナム国外に出て再度ビザを取得したり…なんてことをやっているわけです。

そんなことからこの度ベトナムの隣国であるカンボジアの首都プノンペンに行きベトナムビザの取得手続きを行ってきたので、今回筆者のとった手続きをご紹介させていただきます。

 

本題に入る前に、プノンペンのホテル、飲食店情報についてご興味がある方は以下記事でご紹介しておりますので、よろしければ此方をご覧ください!

番外編 ホーチミン発週末旅行!@カンボジア プノンペン part.1 - ベトナム滞在記

番外編 ホーチミン発週末旅行!@カンボジアプノンペン part. 2 - ベトナム滞在記

 

 

それでは本題に入りましょう。まず、そもそものビザに関する基礎知識ですですが、普通の人が気にするべきベトナムビザに関する情報は以下のように整理できます。

 

・観光、業務での渡航で15日以内、公用目的での渡航で90日以内の場合はビザ不要。

 (ただし、この場合前回ベトナム出国日翌日から起算して31日以上の期間が経過している必要があります。)

・上記期間を超える場合観光、業務(=ビジネス)を想定した場合は以下の条件で取得するビザを選ぶ必要があります。

1.入出国:シングル/マルチ

2.有効期間:1か月/3か月

 

シングル、マルチというのは、滞在期間中において何度ベトナムへの入出国が可能かという条件であり、シングルは滞在期間において一度ベトナムに入国して出国した場合は再度入国ができないというもの。マルチは何回でも入出国可能です。

また、有効期間はそのまま最大滞在可能日数ととらえていただいてかまいません。

ちなみにですが、今回私が取得したビザは「マルチの有効期間3か月」です。

 

さて、予習は終了です。ここからは実際のカンボジアでの手続きについてご紹介しましょう。その中で登場する場所についての詳細情報は記事の終わりに纏めて記載させていただきますので、まずはざっと読んでみてくださいね。

 

今回筆者はベトナム人の友人から教えてもらったKumho Samco Buslineという会社を使い、陸路でのプノンペン行きとなりました。往復の料金はVND420千、所要時間は6時間40分です。すでにベトナム滞在が長い方であればご存知と思いますが、ベトナムの長距離バスは日本のそれとは違い、かなり快適な広さのシートで値段も安く、WiFiもついていたりと快適な旅ができます。

 

少し気になるのは、ベトナム人のマナーが日本人基準からすると少し残念なため、夜行便では周りを気にせず遅くまで大声で話したり、また周りを気にせず電話をしたり音楽を流したりする人もいますのでこの辺の不快感はあるかもしれませんが、コスパという意味ではかなりいいと思います。

 

残念ながらプノンペン行きは夜行便がなく、日曜日の11時半にKumho社オフィスを出る便にのり、カンボジア国境を陸路で抜け、プノンペンに向かいます。バスに乗るとすぐにチケットが確認され、カンボジア行きのビザを取得したかきかれ、パスポートが回収されます。

 

ここで皆さん不安になると思いますが、ご安心ください。ビザはその場でお金を払えば対応してくれますし、パスポートは国境でバス会社職員が全乗客分を纏めて処理するために回収されるものです。筆者は事前にeVisa(USD36)を申請していきましたので、その場ではやってもらいませんでしたが、どうやらその場でやってもらった方が安く済むみたいです。

 

国境に着いたらパスポートを持たずとにかく出国ゲートに向かい、バス会社職員の近くで処理がなされるのを待ちます。そのうちにパスポートが渡されますので受け取って出国。次はカンボジア側の入国手続きです。こちらでは自分でパスポートを持って手続きをします。飛行機で行くときと同じ感覚です。

 

手続きが終わったらまたバスに乗り込み移動再開。国境付近に突如登場するなんとも昭和の香り漂うカジノやホテルを横目にバス会社提携の休憩所に行き、そこで数十分の休憩です。休憩が終わるとまたバスに乗り、ここから約4時間ほどの道のりです。

 

道中特にトイレ休憩などはなく、そのまま4時間移動を続け、プノンペンに到着した時にはすでに夕方。プノンペン側のバス会社オフィスにて下車しホテルに向かいます。

 

さて、翌朝いよいよ在プノンペンベトナム大使館に行き、ビザ取得の手続きを行います。筆者は事前に会社のベトナム人職員より聞いていたため、数時間で終わるとのことでしたので同日午後イチのバスを予約しており、余裕をもって朝早く行きました。これが実は大正解で、あとあと知ることになりますが、9時を過ぎると多くの外国人が列をなし、手続きに時間がかかり始めます。よって、開始時間である8時にはいくことをお勧めします。

 

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大使館に着いたらその場で簡単な申請用紙を記入し、用意していた書類とともに窓口に提出、ビザの種類と処理時間に応じた料金を支払い処理がなされるのを待って後でパスポートを回収すればOKです。ここで皆さんが気になるであろう必要書類と料金について少し説明を加えると以下のようになります。

 

■必要書類について

筆者が提出したものは、申請用紙(その場で記入)・パスポート・会社に用意してもらった招聘状です。ネット等で調べていると顔写真も準備する様、記載があると思いますが、渡さなくても特に何も言われませんでした。

 

■料金について

料金は入出国回数、有効期間、処理にかかる時間に応じて変わります。表にまとめるとこんな感じです。

 

  48h 24h Morining Express
(1-2h)
Afternoon Express
(Before 15h)
1カ月 シングル USD 40.00 USD 50.00 USD 55.00 USD 60.00
1カ月 マルチ USD 50.00 USD 60.00 USD 65.00 USD 70.00
3カ月 シングル USD 60.00 USD 70.00 USD 80.00 USD 85.00
3カ月 マルチ USD 75.00 USD 85.00 USD 95.00 USD 100.00
Separate visa USD5 For Busines, Working (2 -5 days processing)

 
窓口のお姉さんに1時間後に取りに来てね~と言われたので、近くを散歩して時間をつぶします。徒歩圏内をグルーっと一周しましたが、筆者のおすすめはこちらのカフェで時間をつぶすこと。 

 

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ここはどうやらカンボジアローカルチェーンのようで、いたるところで見かけます。コーヒーの料金は現地価格比では少し高いかもしれませんが、それでもコーヒー一杯USD2程度と、我々日本人感覚からすると十分安いレベルです。店内は広々としており、Amazonと名前にあるだけに緑と茶色を基調としたインテリアでモダンなカフェです。

 

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その後筆者は余裕をもって1時間半後に大使館に戻りましたが、きちんと処理が終わっており、外国人が長蛇の列をなす中、自分のパスポートをピックし、無事ビザ取得完了です。ちなみにこの引き取りの際には料金支払い時にもらうレシートを見せてパスポートを返してもらいますが、何も言わなければレシートは回収されてしまいます。会社に経費精算等する場合はレシートも返してください、と一言伝えましょう。

 

あ、そうそう。カンボジアでの移動手段ですが、観光客にとってはトゥクトゥクとバイクタクシーが一般的ですね。ホテルで呼んでもらって事前に交渉もしておけば帰りもドライバーを待たせておけば楽ですよね。ですが、実はカンボジアでもGrabが使えますので、Grabを使った方が安く済みます。

 

筆者はGrabトゥクトゥクをトライしましたが、何度ドライバーを呼んで、待って、キャンセルして、また呼び直して、を繰り返えしても一向にドライバーが来てくれませんでしたので、結局Grab Bikeにしました。料金もそちらの方が安く、結果的にバイクの方がPick upも早くて確実なサービスが得られます。

飲食店は基本的にWiFiがありますので、WiFiにつなげれば目的地間をGrabで移動できますのでとても楽でした。筆者はプノンペンは2度目だったこと、また時間も限られていたことから最新技術を駆使したなんとも味気ない旅をしてしまいましたが、東南アジア旅行に慣れていない方はこういった方法もありではないでしょうか?

 

その後昼食をとり、午後イチの便でホーチミンに向かうべく、プノンペンのKumho事務所に行き、そこからバスに乗ってホーチミンから来た時と逆の要領で帰ります。帰りも同じく7時間弱かけてホーチミンに到着。行きとはちがいPham Ngu Laoのバスターミナルで降り、無事帰宅することができました。

 

いかがでしたか?少々長々と書いてしまいましたが、一連のビザ取得カンボジア弾丸旅行の様子をお届けしました。噂によれば国境の街でもビザ取得できるとのことですが、こちらは情報不足、かつせっかくならプノンペンまでいって息抜きしようということでプノンペンでの手続きをしました。在ベトナムの皆様の参考になれば幸いです!!

 

<記事内の場所に関する詳細情報>

KUMHO SAMCO BUSLINE

Ho Chi Minh Office

住所:239 Pham Ngu Lao, District 1

Phnom Penh Office

住所:313 Shihanouk Blvd(274), Ward 7th, Makara Phnompenh

 

Vietnam Visa Office in Phnom Penh

住所:436 Preah Monivong Blvd(93), Phnom Penh

開所時間:8:00 - 11:30, 13:00-16:00 (土日祝は休み)

 

プノンペン滞在に関するホテル、飲食店情報も以下の記事でご紹介させていただいておりますのでご興味がある方はご覧くださいね。

番外編 ホーチミン発週末旅行!@カンボジア プノンペン part.1 - ベトナム滞在記

番外編 ホーチミン発週末旅行!@カンボジアプノンペン part. 2 - ベトナム滞在記