どうも、はぴおです。今回は
ホーチミン発クチトンネル半日ツアーについて紹介します。
仕事の関係上、週によっては日曜日しか休みがない筆者ですが、旅行好きの筆者には唯一のストレス発散法がなくなる辛い日々。たまにはどこかに行こうかなあ、とふと考えてみた時に、行きたいけど行けてなかった場所で思い出したのがクチトンネルです。今回は
ベトナム大手旅行会社のツアーに参加したのでその模様をご紹介しますね。
<出発の下準備>
■そもそもクチトンネルってなに?
この地下トンネル網は複数の階層があり、中には調理場、居住区、戦闘用の空間などがあり複雑な構造となっています。
現在観光客が訪れることができる戦争史跡公園として有名な観光地となっており、Ben Duoc Tunnel、Ben Dinh Tunnelの2か所が目的となります。今回筆者はより
ホーチミン市内に近い方である、Ben Dinh Tunnelの方に行ってきました。
■今回使った旅行会社は?
今回のクチトンネル訪問に際して、筆者はツアーで行くことにしました。自分で行くこともできるのですが、この手の観光地はやはりガイドがいて説明を聞きながら回らないと勉強になりません。
特に、
ベトナム国内をそれなりにたくさん旅してきた筆者の経験上、
ベトナムの観光地はまだまだ観光客にやさしくなく、展示物それぞれへの説明が充実してなかったりするので、説明なしで展示物を見ても"へえー"で終わることが大半。
ということでツアーに参加することにしたわけです。ツアー会社は
ハノイ滞在時に
ベトナム人の先生に教えてもらったTheSinhTouristという旅行会社を使いました。すでに何度か
ハノイとニャチャンで利用実績あり、コスト・サービスとともに満足しているのでここを使いました。
他にもベルトラの日本語ツアーも便利ですが、やはり日本語になると料金がかなり高くなるので、英語ができる人はTheSinhTouristを使った方がいいと思います。
■ツアーの予約方法
こちらのTheSinhTouristでのツアー予約方法は以下2つが主になると思います。
1.Webでの予約
1,2日前などの直前の予約でなければネットで手軽に予約ができます。
2.店舗で予約
TheSinhTourist
Address: 246 - 248 De Tham, Pham Ngu Lao, District 1, HCMC
Opening hours: 6:30 - 22:30
今回は午前・午後の2パターンある半日ツアーの午後のツアーを店頭で予約。ツアー料金は109,000vnd(クチトンネルの入場料110,000vndは含まず)とリーズナブルな価格です。
ちなみに、
ハノイの場合は
バックパッカーエリアに似たような偽物店舗がたくさん存在しますので店舗を訪れる際も、ネットのホームページを見る際も本物にたどり着くよう、要注意です。
<ツアー当日>
■いざツアーへ!
ツアーの開始時間は13時。12時半にTheSinhTouristの店舗集合です。店舗ではチェックインカウンターでチェックインを済ませ、声がかかるのを待ちます。事務所内にはトイレ、いす、
Wifiもありますので、待ち時間は問題なく過ごせます。
その後、13時を過ぎたころようやく声がかかり、大型のバスに乗り込みます。チケットにはひとりひとり座席番号が振られていますが、筆者は大柄な白人男性の隣だったので、ガイドさんに頼み、後ろの席に悠々と陣取りました。
今回の参加者は15名程度でしたが、バスは半分にも満たないガラガラの状態。にもかかわらず、座席は前に詰められていたので後ろに座っても全然問題なさそうです。
そして、移動が始まるとガイドさんからのツアーの説明が始まります。なるほど、これがあるから前に詰めて座らせられるのか、と納得。ちなみにバスはこんな感じです。エアコンついてますし、水も支給されます。
説明がひとしきり終わるとクチトンネル戦争史跡公園の入場料110,000vnd/人が徴収されます。これは現金の支払いになりますので皆さんご注意を。
■クチトンネル到着
15時ごろ、クチトンネル戦争史跡公園に到着。降りてトイレ休憩をはさんでから公園内に入ります。チケットはガイドさんが用意してくれますので、パンフレットともに受け取るだけでOKです。
ガイドさんに導かれ、公園内に足を踏み入れると、そこには緑の生い茂る森の中にところどころ古いスタイルの家や展示物が並んでいます。まずはここでクチトンネルの概要について説明を受けました。説明内容は筆者が本ブログ記事の冒頭に記載しているようなことです。
概要説明が終わると、公園内の展示物を順番に見て回ります。
こちらはトンネルへの入り口と入り方の説明です。人一人はいるのがやっとなので、両腕を上げ、蓋を持ち上げてトンネル内に入ります。観光地化されているので一切の穴よりは大きく設計されているそうです。
中に入るとこんな感じです。パット見た感じわかりませんよね。木が生い茂る実際の森の中で、どこからベトコンが襲ってくるかわからない戦時中の状況下では気が休まる時がないなあと戦々恐々としました。
こちらは竹針のトラップです。戦時中はいたるところにこのようなトラップが仕掛けられ、
南ベトナム軍兵士が罠にはまったそうです。ベトコンはそこで兵を殺さず、武器等を奪い、捕虜にしたとのこと。
こちらはトンネル内に空気を取り込むための空気孔です。敵に見つかるとそこが拠点だとばれるため、中には偽物もあるようです。どれが本物かは今となっては誰も分かりません。
さて、その次は各種トラップの展示コーナーです。先ほどの竹槍のように、地面に仕掛けられたトラップが主です。中でも衝撃だったのがこの写真のドアトラップというもの。
敵兵が現れた際に十字架に針がついたトラップをぶつけるそうですが、ここで敵兵が反射的に上の部分を止めようと手を出すと、今度は下の部分が稼働し、下腹部に襲い掛かるという仕組み。よくできているなあと感心。それにしても恐ろしい…
こちらはベトナムで唯一射撃体験ができる場所です。
拳銃やガトリング銃などの射撃ができます。パンパン音が鳴り響いていて最初は少しびっくりしますね。これはオプショナル。やりたい人はどうぞ、というスタイルです。ちなみに料金はこちら。
拳銃10発で60,000vnd, マシンガン10発で55,000vndとのことです。安いのでやってみる価値はあります。やりたくない人は売店でお土産を見たりしながらひと休み。
さて、ここまできてなんとも物足りないなあなんて思っている人も多いのではないでしょうか?そう、いまだにトンネル内に入っていないのです!筆者もここまで来て、あれ、もしかしてこれ中に入らない感じですか!?なんて聞きかけたその時。
「皆さん、ここで3つオプションがあります。」
おやおや?
「これからトンネルに入ります。20m、40m、60m、皆さんどれがいいですか?」
待ってました!そう、トンネル入りたいんですよ。来たからにはね。当然60mでしょう!…とシャイな筆者は心の中で叫びつつ、みな同じことを思っていたのか、男性陣は割とノリノリで60mを希望。
しかしながら結局40mにしましょうとのこと。なんやねん。聞いといて自分で決めんのかい。
は!つい関西弁出てしまいましたが、気を取り直して、いよいよトンネル内へ。現地職員の方に案内されながら真っ暗なトンネルの中に入ります。
中は事前に聞いていた通り、暑いです。おそらく観光客用に広くされているのでしょうが、それでも180cmの筆者が膝を曲げずに腰をかがめてギリギリ歩けるくらいです。なるほど、40mでもかなり足にきますね。こんなとこに住んでたとか、ベトナム人、どうかしてるな、ホンマに。とんでもないことよう考えるわ…
肝心の写真ですが、ここはやはり一番の見どころ!ということでぜひ実際にご自身の目でお確かめください!
トンネルから上がり、当時のベトコン兵の主食であったというタピオカ芋をいただきます。初めて食べましたがうまいっすね。これがあのはやりのバブルティーのタピオカになっているのか!?
最後に、クチトンネルに関する映像資料を見て終了です。(ここで気付きましたが、ネットで見ていたツアー行程と真逆なので、たぶん午前中のツアーと午後のツアーでは逆回りになっていると思われます。)
正直もう飽き始めていたのとすこし暑かったのとであまり集中できず。ちなみに映像資料は英語です。ここから始まってたらたぶん集中してみたんだろうな…
■ツアー終了
16時ごろ、クチトンネルでの観光を終え、バスに乗車。クーラーの効いたバスで
ホーチミン市内に戻ります。出発した場所であるTheSinhTouristに到着したのは17時半を過ぎたころ。日曜日でもあったためか、渋滞はなく予定よりも早くツアー終了。平日・土曜日は
ラッシュアワーなのでこうはいかないと思います。
<ツアーへのコメント>
さて、僭越ながら筆者の今回のツアーに参加した感想を最後に述べさせていくとするならば、今回のツアー「満足」です。友人や家族が遊びに来たときは
戦争博物館と合わせ、連れていきたいアト
ラクションの一つだと思いました。
まず、ツアーに参加することはお勧めします。やはり個人で行っても説明がないと臨場感があまり伝わってこない、というか、想像がうまく働かないと思います。今回の筆者のガイドさんは若い
ベトナム人男性で英語がわりとうまく、説明も割と丁寧にしてくれたと思います。
半日でクチトンネルのみなので、移動に3時間から4時間程度、クチトンネルでの時間はものの1時間程度。すこし移動に時間をかけすぎな感じがするので、もし時間があるなら
カオダイ教の総本山に行くこともおすすめします。
本当は筆者も
カオダイ教総本山も合わせた1日ツアーに行きたかったのですが、人数が集まらないということで断念。次回はぜひトライしたいですね。
あ、それから筆者はこのブログ更新日である8月19日にツアーに参加しましたが、公園内をそれなりに歩くのと、トンネル内があついので、涼しくかつ動きやすい服装、かつ荷物はコンパクトにしていかれることをお勧めします。